お金

【まさに生き地獄】増税でさらにひっ迫するロスジェネ世代の生活苦

氷河期世代のイメージ

10月に迫る消費税増税が近づき
各メディアで様々な特集が組まれています。

その中でも注目したいのが
世代間で消費増税のとらえ方が違うことです。

「増税大歓迎!!」という方は少ないと思います。
しかしながら
「増税嫌だなぁ」というレベルから
「明日どうやって食べていこう」まで
「嫌」の中身が世代間で違っている印象です。

増税がロスジェネ世代に重くのしかかる理由

産経新聞で下記のような取材記事が
展開されていました。

「今でも相当切り詰めて生活している。2%(の増税)でも正直、厳しい」

東京都大田区に住む山口明彦(41)=仮名=は、消費税率が8%から10%へ引き上げられる10月1日が迫り、憂鬱(ゆううつ)になっている。

山口が社会に出た平成10年代前半は、いわゆる「就職氷河期」。大企業はこぞって新卒採用を抑制していた。就職活動は案の定うまくいかず、家庭教師や塾講師など、非正規の仕事を転々としてきた。

「いつかは正社員に」という思いはあったが、大学時代に心の病を患い、ずっと通院を続けていたこともあり、うまくいかなかった。年齢を重ねるたびに再就職は厳しくなり、現在は都内のハローワークに通う日々を送っている。

実家住まいで家賃こそかからないが、親は高齢で息子の面倒をみる余裕はない。節約するため一番安いスーパーマーケットを探し、値下げされる時間帯を狙って食料品を買う。生活は苦しい。貯金は満足にできず結婚も考えられない。

自身が年金を受け取る年齢になるのはまだまだ先だ。「生きるのに精いっぱい。負担だけしかない」。恨み節が口をついた。

「ロスジェネ世代」とは日本のバブル崩壊後に始まった
1990年代後半~2000年代前半の就職難の時代に
就職活動をし、社会に出た世代。約2千万人いるといわれ、
アルバイトや派遣、契約社員などの
不安定な働き方を余儀なくされた人も少なくない。

新卒で就活に失敗するとやり直しがきかない国”ニッポン”

やり直しがきかない最たる理由は
日本が新卒一括採用をしているからです。

高卒や大卒のタイミングで就職する人以外は
特別な経験やスキルを持っていなければ
正社員の道が選びづらくなります。

アルバイトやパート、派遣の仕事では
履歴書に書くことができるスキルが
得られないため、年齢を重ねるごとに
正社員への就職はさらに難しくなっていきます。

現代において、本当は正社員で働きたいのに
非正規雇用で働いている人は労働者の
2割ほど、5人に1人は厳しい状況に置かれています。

日本において非正規社員で働くことに
厳しい未来が待っている要因は2つあります。

1つ目は賃金が上がりづらいことです。
正社員だとキャリアアップがありますが
非正規では仕事内容が変わらないため
賃金が変わることもありません。

そのため結婚や恋愛などもできず
新しい趣味なども始められません。

日本社会で割りを食わされ続けるロスジェネ世代。
世代間ギャップが埋まるにはまだまだ時間がかかりそうですね。