最近、音声コンテンツが流行りだしています。ビジネス系YouTuberがYouTubeの次に収益化のプラットフォームになる有力候補だと発言されたからです。
ブログを書きました😌
※気ままに更新しています🔽音声コンテンツの将来性とは【結論:伸びる/僕が始めた理由&分析】 https://t.co/V55uxg6E2j
最近は「StandFm」にて配信しています。音声マーケットは、かなりチャンスがあると思っています。ブログにて、詳しく解説です。ラジオ楽しいですよ
— マナブ@バンコク (@manabubannai) September 3, 2020
インフルエンサーの彼にあこがれて、「stand.fm」で音声配信を始めた方も多いみたいです。
この記事ではstand.fmの収益化や現状について解説します。
このような方の役に立てる記事だと思います。是非とも最後まで読んでみてください。
音声配信ラジオプラットフォーム「stand.fm」とは?
スマホ1つでラジオ配信ができるアプリです。機能は2種類あって、YouTubeのように自分が事前に収録したものをUPする「収録」とリアルタイムでリスナーと交流しながら配信できる「LIVE」です。
音声配信のプラットフォームはいくつかありますが次のような差別化がされています。
- フォロワー数や視聴回数が非公開
- 日本発祥のプラットフォーム
- 投げ銭ありきの収益システムからの脱却
stand.fmの設立経緯を知ることで、この差別化ポイントをより深く理解することができます。
stand.fmは2020年4月に誕生したばかりです。代表者のひとり、中川 綾太郎さんは「note」で設立経緯を語っています。
中川 綾太郎(あやたん)さんの「note」はコチラ
ポイントをザックリまとめると
- 優しいインターネット
- 近いインターネット
- 深いインターネット
この3つの理念の上に成り立っています。
stand.fmが目指す優しいインターネットとは
YouTubeやInstagramは、クリエイターに新しい表現の場や収益、影響力などをもたらしました。
しかしながら
コンテンツに平等にアクセスできることが良さであるが、みんながフォロワーを増やすことや、PV最大化のためにアテンションを集めるのに必死。その反動で、届かなくていい人が勝手に見に来てブチギレたりする。とても炎上しやすく、ポリスと風紀委員がうようよしていて、息苦しさもある。<中略>そうした空気の中で、優しい場所を作りたいと思った。
このような理念の基stand.fmでは、お互いのフォロワー数・コンテンツ視聴回数が見られないようになっています。
私が1ヶ月間やってみた感想としては、これは大正解だと思います。理由はフォロワーの数や視聴数などの色眼鏡がないままコンテンツを聴くことになるので、純粋にその配信の中身や人となりに集中して聞くことができるからです。
逆にコンプライアンスが、まだ整いきっていないこともあり題名に下ネタを想起させる文言を入れて30秒足らずの、ほとんど中身のない投稿を連投する配信者もおられます。そんな配信者が視聴回数やフォロワーも獲得しているため、ユーザビリティ(リスナーが見たいと思うクオリティの確保)向上が次のステップとなるでしょう。
stand.fmが目指す近いインターネットとは
今の世の中ってどこか孤独を感じて、どこか繋がりを求めている。なぜか距離が近く感じられて、本音で繋がれる、その人の人となりが伝わってくるような場を。100人に刺さらなくても、濃い繋がりの1人が生まれるような場を。近いモノを思い浮かべると、それはラジオだった。ラジオは濃い、熱狂的なファンが多くて、どこかつながりを感じる、独特な場のように感じていた。パーソナリティの方にとって、自由に本音を話せるホームのような場所であることが、そうした空気を作っている気がした。
皆さんはANN(オールナイトニッポン)などのテレビで活躍する芸能人がパーソナリティを務めるラジオを聞いたことがありますか?聞いたことがない方は是非とも聞いてみてください。テレビ出演の時とは別の雰囲気で「素」で話しているように思えます。
芸能人のラジオは深夜帯が多いのでコアなファンしか集まりません。味方しかいない環境がラジオパーソナリティに安心感を与えているからだと思います。
この部分をstand.fmでは「ネット上でお互いの素性がわからない事」「LIVE配信機能」で実現しています。
コロナ禍で、ひとりの時間が増えた人が多いと思います。そうなると自分の現状や普段の忙しさに隠れて自覚していなかった悩みと向き合うタイミングが増えてきます。悩みや本音の部分って親しい友達に相談できるときもあれば、名前も素性も知らないけど何となく考え方が合う人に話を聞いてもらったほうがスッキリした経験はありませんか?
私もLIVE配信をすることがありますが、聴きにきていただいたリスナーさん同士が同じ趣味だったり、好きなお酒の話だったりで仲良くなっていることがよくあります。
stand.fmが目指す深いインターネットとは
先ほど書いたような内容で、偶然知り合った人たちがSNSで交流したり、仲良くなったりオフ会をしたりしているそうです。100人に広く知られる情報よりも1人に深く刺さる情報を届けることで、結果的に多くの聞き手の刺さるので、そこから新しい交流やビジネスが生まれるようになります。
ちなみに一度に大勢の人に訴求して一気に収入言うを得るモデルは古くなってきているそうです。
例えば2年ほど前であれば、Instagramやブログアフェリエイトで月に100万円程度稼ぐことが可能でした。しかし、ネットで稼ぐには情報を提供するだけでは難しくなってきました。
情報の発信者とその受け手に信頼関係ができていなければネットで商品が購入されることが少なくなってきているのです。
ラジオ配信だけでなくLive配信やコミュニティ化が盛り上がってきているのは、今までインターネットを通して稼いでいた人たちがそれを敏感に感じ取って舵取りをしているのだと思います。
長くなっているので、すこしまとめます。
興味がわいてきましたか?次にスタエフの始め方を解説します。
stand.fmの始め方
stand.fmの始め方は簡単です。アプリをインストールするだけです。

- アプリをインストール
- プロフィールを編集
- 収録の録音の仕方
- LIVE配信の始め方
まずは上のリンクからアプリをインストールしてください。
アプリを開くとトップ画面に入ります。「人型」のアイコンを押すと自分のプロフィールを編集することができます。
デフォルトでは「opera」や「orchestra」など音楽にちなんだ名前が付けられています。
stand.fmでのプロフィール設定方法
自分の好きなペンネームに変更し、自分のチャンネル紹介を書き込みます。(黒塗り部分はフォロー数・フォロワー数)
次の3つも設定可能です
- Twitterアカウント
- Instagramアカウント
- YouTubeチャンネル
実際に活動しているとTwitterとInstagramのアカウントは新しく作り直し、YouTubeチャンネルは今までのものを使っている方が多い印象です。
コンテンツは心理学系やダイエットなどの美容系、プログラマーさんが多い印象です。僕のstand.fmプロフィールはコチラからご覧いただけます。
stand.fm収録方法
さて、profileの設定方法が完了したらいよいよ収録です。実際にあなたが発信する内容が大事になってきます。
やり方は簡単です。ホーム画面のメニュー真ん中、マイクのマークをタップするだけです。
タップすると画像の真ん中の画面になるので、録音ボタンを押すと録音を開始することができます。
自動で次のような機能が備わっています。
- BGMの自動挿入
- カットや任意の部分から録り直し
- サムネ設定
まずBGMですが50曲ほどのデフォルト音源を自由に選ぶことができます。しかもフェードイン・フェードアウト、話している部分は音量抑え目など自動的に最適化しています。しかもループ音源なので収録の長さを気にする必要がありません。
次に任意の部分から編集可能です。収録で噛んでしまった部分だけ取り直したり、言い直したい部分だけを上書きすることもできます。
収録を終えるとそのままBGMやタグ、サムネイル編集まで一気通貫で行けるので思い立ったらすぐに収録ができます。
stand.fmの外部音源とは?
画像の最後に乗っているようにパソコンなどで編集したものを読み込むことができます。ヴォーカロイドで作った音源を上げたり、様々な編集を加えた放送を上げられるようになりました。ちなみに私はパソコンからの収録にすべて切り替えました。そちらのほうがノイズを削除しやすかったり、ピッチやテンポの調整がやりやすいからです。
収録や音声編集に使っているソフトは『Audacity』無料で導入することができますし、何より多くのエフェクト機能が最初からついているため、無駄なプラグインの導入が一切不要です。
ものすごく有名なソフトで多くのプロやフリーランスの方が使っていますが、フリーソフトなので万が一があったとき責任が取れないためリンクは割愛します。
stand.fmにマイクなどの機材は必要なのか
音声配信を始める方や配信者同士で話題に上がることが多いのが配信材をどうしているかです。
結論から言うと導入したほうが配信の幅が広がったり良い印象を与えやすいと思います。スマホが進化しているので機材なしでも充分きれいな音質で収録することができます。
しかしながら、次のような方は機材の導入をお勧めしたいと思います
- 音楽配信をされる方
- 朗読やモノマネなど声の細かいニュアンスまで伝えたい方
- 声を高くしたり、ピッチを早くするなどの編集をしたい方
普通に話をする分には、先ほど書いたように機材は不要なのですが、外部音源を取り込めるようになったことで編集したものを上げる作品作りのような楽しみ方ができるようになりました。
私も機材を使いながら配信を楽しんでいます。
stand.fm配信機材のオススメは?
買うべき機材はこの2つです。
- コンデンサーマイク
- オーディオインターフェイス
まずはコンデンサーマイクから見ていきましょう。僕が使っているのは888M マランツプロ コンデンサーマイクロホン ウィンドスクリーン・スタンド・XLRケーブル付属 MPM-1000です。値段は5,000円ほどです。
iPhoneやスマートフォンでのマイクも良い音質ですが、コンデンサーマイクを使うことでクオリティをもっと高めることが可能です。しかしながら注意点もあります。写真を見ていただければと思いますが普通のイヤホンジャックで刺すことができません。XLRケーブルをつないでオーディオインターフェイスを経由して使うことになります。
オーディオインターフェイスは声をパソコンが処理しやすい形に変換する機械です。また、stand.fmでライブ配信をするときにBGMを流すことも可能になります。
文字で説明するよりも、実際に聞き比べて購入を検討してもらったほうがいいと思いますので私のstand.fmの音声リンクを貼りたいと思います。
どうでしょうか?違いに驚いた人も、予想よりも変わらないと思った方もいるでしょう。
今後本気で音声配信をやりたいと思ったら後々のために手に入れておくべきでしょう。
コンデンサーマイクの購入はコチラ
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