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THE FIRST TAKEへのリアクション動画で話題おしらさんの魅力

YouTubeやTikTokなどの登場は、私たちの音楽の楽しみ方を変えてくれました。これまでは「音源」だけを楽しんでいましたが、このようなプラットフォームが誕生したことで、アーティストの生歌を聴く機会が増えました。大きなムーブメントになっているTHE FIRST TAKE・THE HOME TAKEや、そのリアクション動画について考察していきたいと思います。

THE FIRST TAKEは何がすごいのか


THE FIRST TAKEは2019年11月に始まったチャンネルです。シンプルで洗練されたデザインは今の若者の感性にピッタリ合っていると思います。まだ半年くらいしか経っていないチャンネルですが大人気の日本を代表するチャンネルの1つとなっています。

一発撮りのパフォーマンスをすること。
それ以外は、何をしてもいい。

このシンプルなコンセプトも若者に受けている要因です。本当に歌がうまいアーティストが出演しているため、歌のパフォーマンスだけでなく、歌う前のルーティンや癖も載っているのでファンも必見の動画になっています。

コロナウィルスの影響で「STAY HOME」になってからは「THE HOME TAKE」という企画に名前を変えてアーティストの一発撮り動画を上げています。

様々なサブスクのサービスで色んな曲が聞ける、この時代。音楽人気の移り変わりがとても速くなりました。音楽の表現もボーカルだけがクローズアップされるのではなく、その曲が世に出された背景や、作曲家、音楽プロデューサーなど、様々な角度から音楽関係者だけでなく一般人が注目されるようになりました。

THE FIRST TAKEは19年11月に始まったYouTubeチャンネル。「生歌」と「一発撮り」のシンプルさがうけている。

そんなTHE FIRST TAKEですが、人気の要因はどんなところなのでしょうか。

THE FIRST TAKEが人気を集める理由

1年半で人気チャンネルの仲間入りを果たした「THE FIRST TAKE」ですが、「生歌」と「一発撮り」で人気を集めた理由を深掘りしていきたいと思います。

  • 生歌だけが持っている「人間味」を味わい
  • アーティストのルーティンまで見られる
  • 演奏もシンプルなため作曲意図が分かりやすい

ここ5年ほどでDTMやボカロの技術が、どんどん進化したことで文字通り人間離れした音楽表現が可能になりました。
息継ぎを消したり、逆に強調したり、機械的な声になるように加工してみたりと様々な表現の幅が広がりました。
一方で生歌に近いバンド系サウンドの曲は減ってきたように思います。

また、記事の最初のほうにも書きましたが、リップロールや楽器隊の方との声かけなどアーティストが収録前にするであろうルーティンが見られることが強みだと思います。ボイトレを受けている方は
歌う前のストレッチが大事だよ
リップロール習慣化させなよ

などなど指導を受けていると思います。
自分の好きなアーティストが、そのルーティンをやっていたら自分もやりたいと思いますよね。

そして作曲の意図が分かりやすいことも一発撮り、生歌の強みだと思います。
楽器の音が比較的シンプルで加工なしのため、
転調やピッチの上げ下げに気づきやすくなります。
なぜ、そのタイミングで音が変わるのか
歌詞との関係も見ながら聞くと、その曲をより深く味わうことができます。

THE FIRST TAKEのリアクション動画で人気「しらスタ」おしらとは?

THE FIRST TAKEを語るうえで「しらスタ」の、おしらさんは欠かすことができません。
何度か私のブログでも動画を引用させていただいていますが

このようにTHE FIRST TAKEでリリースされた動画にボイトレ講師の目線からアーティストの技術力の高さや曲の魅力を解説しているチャンネルです。
なぜ、その曲が美しく聞こえているのかをボーカルの歌い方の癖やキーと照らし合わせて10分ほどで解説をしてくれている動画です。

実際の映像に色や記号で加工した歌詞を載せながら解説してくれているので、ものすごくわかりやすい解説動画になっています。

またオネエキャラやアーティストの高いパフォーマンスに何度も悶絶するなど濃いキャラクターもあり、楽しんで解説を聞くことができます。

THE FIRST TAKEが作る音楽の楽しみ方とこれからの音楽シーン

THE FIRST TAKEによってアーティストの息継ぎの仕方やウィスパーボイスの技術など生声に改めて注目が集まりました。最近の音楽シーンでは、ひとつ前に書いたブログのようにボーカロイド技術と組み合わせたハイテンポで、あえて感情をこめない歌い方の曲が人気チャートをあっせんしていることを紹介しました。

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これらの曲も、聞いてて感情を揺さぶられキャッチーで素晴らしい曲たちで、受け手が「人間味」や「感情に部分を埋める」ことで成立する音楽でした。

しかしながら、音楽や芸術などの文化は時代を追うごとにローテーションする節があります。
そのため、ボーカロイド×歌い手のブームが、単なる「流行」ではなくジャンルとして定着するころには2010年に流行ったようなギター1本で弾き語りをするような2010年頃のシンガーソングライターブームが再来すると私は考えています。

このころに出てきたアーティストの名前を簡単に上げるとmiwaさんや大原櫻子さん、家入レオさんといったメンバーでしょうか。
余談になりますが、その前のシンガーソングライターブームはyuiさんがけん引しましたし、その狭間でAKBグループの初期メンバーの曲が大流行し、このころの曲はストリングスやギターなど、たくさんの楽器が使われた中で合唱曲のようなイメージで複数人のアイドルが歌う曲が逸った時代でした。

大人数から1人で、楽器の数が多いから少ないに というイメージで逆のスタイルの音楽が流行ったように、この次はスローテンポで染み入るようなバラード曲が多く歌われるのではないでしょうか。

アイドルの楽曲については別記事で解説しようと思います。

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