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5Gが浸透するまでに若手営業と管理職が準備すべき3つのこと

5Gを実装したスマホが続々と発売されています。各社が社運をかけた大きなプロジェクトになっていることは間違いないでしょう。
この記事では5Gが実社会に浸透することで、どのような変化が起こるのかを解説します。エンタメ業界を中心にポジティブな影響が大きく取り上げられている印象ですが、会社に勤めているビジネスマンへの影響も大きいことでしょう。ゲームや動画配信に興味がない人にも必ず影響が出てくる分野ですので、5Gが浸透するまでにビジネスマンが準備しておくべきことをまとめました。是非とも最後まで読んでください。

5Gが実装されることで生活やサービスにどのような変化が生まれるのか

記事冒頭に書いたように5Gが実装されるスマホ機種が各社から発表されています。読者の皆さんも5Gが実装されることによって下記のような恩恵がもたらされることをご存じの方も多いのではないでしょうか。

  • データ容量が重たい映画などが数秒でダウンロード可能
  • 低速にならなくなる
  • アーティストのライブ中継の質が大幅UP
  • 車が自動運転になる
  • 医療分野をはじめとしたロボット分野の発達

まずはスマホやネットの個人利用の観点。今まではデータ制限があり、一定の通信量を超えてしまうと「低速モード」になりスマホが使い物にならなくなりました。なので動画や本のダウンロードはWi-Fiがあるところでまとめてダウンロードして楽しんでいたと思います。この制限が取っ払われることで、ちょっとした隙間時間に動画コンテンツを楽しむ人が増えます。これを説明するために「2時間の映画が3秒でダウンロード可能に」という表現が頻繁に使われますが、これから2時間楽しもうという人が数秒だろうが5分かかろうがあまり気にしない気がしますが、データ通信速度が爆発的に早くなることは動画コンテンツに新しい分野をもたらします。それがARやVRといったXR分野に各企業が本格参入することです。

例えばスポーツ観戦ですが、フィールドの中に入ったり、選手の目線だったりと様々な視野からの観戦がスマホからできるようになります。ゲームにおいても、その世界に本当に入り込んだような没入感でゲームをプレイすることが可能です。もっと技術が進歩すると対戦ゲームでは相手に触れた感触や攻撃を受けた感触まで再現可能になるでしょう。
またアーティストのライブでも会場のキャパシティといった概念が無くなり仮想ライブ空間を主戦場としたアーティストも出てくることでしょう。

続いては車の自動運転や医療・介護分野におけるロボット技術の進展です。なぜ通信速度がロボットと関係あるのかと疑問に思う読者の方が多いかもしれませんが、2つの理由があります。1つは膨大な量のデータを同時に処理できること。災害時に電話やメールなどの通信が使えなくなることがあります。それは通信のキャパシティを超えてしまっているからです。キャパシティが桁違いに大きくなるため膨大な量の交通データを一度に処理できるようになり自動運転技術が実用化できるようになります。さらにデータの通信スピードも爆速になるのでロボットに命令をしたときにロボットが反応するまでの速度がほぼリアルタイムになるほど性能がUPするため、これらの分野での技術の発展が期待されています。

しかしながら5Gが実装されたからと言ってエンタメの分野以外で私たちが恩恵を受けるのは、もう少し先になるでしょう。何故なら法整備や道徳の問題が技術の発展に合わせて再整備されなければならないからです。例えば自動運転の車が事故を起こしてしまった場合の状況別の責任の所在やロボットを用いた施設での法整備や社内ルールの整備は実装されてから話し合われることでしょう。技術がリリースされて即実生活が変わるわけではないことがご理解いただけたかと思いますが、私たちの仕事にはどのような影響が出てくるのでしょうか。

ポイントまとめ

5Gによって最速で変化する業界はエンタメ業界。私たちの隙間時間の楽しみ方が変わる。他の産業は法整備が先。

5Gが実装されることでビジネスにどのような変化が生まれるのか

ECサイトや広告の分野では既にAIが実装されているため、自分にお気に入りのものやテーマが表示されるようになっています。このようなIT技術の発達で現場で働く私たちビジネスマンの仕事はどのように変わるのでしょうか。

  • コンサルタントのような働き方になる
  • オフィスに出社することが少なくなる
  • 社員が減る

まず、コンサルタントのような働き方です。これはお客様の顕在化していない課題を見つけて、その解決策になりうるものを提案する働き方です。このような動きができないビジネスマンは仕事が来なくなります。なぜならば、お客様が既に認識している課題はご自身で調べて解決してしまうことが多いからです。

では、お客様が気づいていない課題を見つけるには営業マンは、どのようにふるまうべきなのでしょうか。それは最新情報を仕入れ続けることです。その情報をお客様にプレゼンし信頼を得ます。信頼を得ることができたら「なんとなくうまくいかない」という相談を頂くことができるようになります。そこで初めて商談の席を設けていただくことができるのです。

つぎにオフィスに出社することが少なくなることが考えられます。コロナウィルスの影響で多くの企業がテレワークを導入しました。コロナウィルスが落ち着いてくると、その振り返りが各企業で行われます。その結果として全員がオフィスに毎日出勤する必要がないという判断を下す企業が増えてくると考えられます。5Gが実装されると回線が現状の10倍ほどになるため、テレビ会議システムで資料のやり取りがタイムラグなしに行うことが可能となり画質も向上することでしょう。そのためオフィスという制約を営業マンは受けづらくなります。もちろんセキュリティやコンプライアンス的観点で出社が一切なくなったり、好きに仕事をしてくださいというスタンスにはならないかもしれませんが今よりオフィスに縛られなくなります。

最後の1つは「社員」でいるためのハードルが高くなることです。先に紹介した2つの項目をまとめるとお客様に認められ、生産性が高い営業マンに仕事が集中することになります。お客様のもとに直接足しげく通ってということも減るため、営業マン一人当たりが担当するお客様の数が今より増えるでしょう。そのため現状行われているような「人海戦術」を取る企業は減っていくことが推察できます。仮に営業を外れて会社の利益に貢献できないと判断された営業の給与水準は大きく下がることになるでしょう。

ポイントまとめ

5Gの実装で優秀な営業マンは、より生産性の高い仕事がやりやすい環境が整う。一方で時代の変化に対応できない営業マンが淘汰されるスピードが否応なく上がる。営業職をあぶれる人も出てくる。

5Gが浸透するにあたり営業マンが準備しておくべきこと

この記事のまとめとして、5Gが社会に浸透するまでに私たち営業マンは、どのような準備をしておくべきか考えたいと思います。

  • 電話以外の営業手法を確立しておく
  • お客様と社会情勢の雑談をしてお
  • ロジカルに手短に話す練習をしておく

3つの項目を上げましたが、どの分野の営業マンもインサイドセールスの技法を知り、理解に努めるべき時代に来ていると思います。

コロナウィルスで注目される営業手法インサイドセールスとは?コロナウィルスが世間を騒がせる中、見ず知らずの営業マンとあってくださるお客様がどれほどいるでしょうか?インサイドセールスは、営業マンの生産を最大化させ、お客様に直接訪問することなく営業活動ができる手法として再評価されています。働き方改革とコロナ対策、インサイドセールスなら両輪で回せる解決策になります。...

まずは電話以外の営業手法を会社として確立しておくことです。例えばWEB会議システムを使った商談のロープレをしておく、ビジネスライティングを学び、信頼を勝ち取れるメールの書き方を練習しておくことが挙げられます。

WEB会議システムの発達は、先ほど触れたコロナウィルスの影響で浸透スピードが高まったため、馴染みが深い方もいるでしょう。ツールが良いものであっても、商談するのは営業マン自身なのでお客様とストレスなくコミュニケーションがとれるよう鍛えておくべきです。
ビジネスライティングについても気合いを入れて習得しておくべきです。

メーリングリストシステムが進化したことにより、開封の履歴や様々なコンバージョンをデータとして蓄積しておき、連絡すべき顧客やタイミングを計って接触できるようになるべきです。この時代において、いつまでも100件、200件の電話をかけて見込み顧客探しをしていたのでは社会の変化にビジネスがついていかなくなります。



繰り返しになりますが、数打てば当たるという考え方をすべての営業マンがやるには限界を迎えています。安価で有用なツールがたくさん登場しているため、将来の投資として真剣に導入を検討するべきです。そして、その使い方を現場に浸透させるためにロープレなどの地道な練習が必要なのです。

次にお客様と社会情勢について様々な観点から話をしておくべきです。
自社で様々なツールを導入しても、いきなり「営業マンの訪問を辞めます!」と言ってしまうとお客様の頭の上には疑問符がたくさん浮かびます。そのため営業の業界が社会情勢の変化で変わってきており、サービスレベルを上げて、お役に立ち続けるためには当社もその波に乗り遅れてはいけないと思っていることをしっかりと伝えておくべきです。

最後はロジカルに短く話したり書いたりする技術を習得することです。
ホリエモンやキングコングの西野さんは電話を使わないことで有名ですが、誰もが電話を煩わしいと思った経験があるのではないでしょうか。IT技術の発達は人々の時間のとらえ方に関する概念を変えました。

これまでは「隙間時間」というと何もできない合間の時間でしたが、隙間時間でできることがIT技術の発達により格段に増えました。その結果、人はたくさんのタスクを抱えられるようになったため、自分の時間に対する価値認識が従来よりも高く見積もられるようになったと思います。端的に言うと営業マンは、お客様から時間を頂きづらくなりました。その貴重な時間を頂きたい理由とメリットを端的に伝える技術が重要視される時代が来ています。

私たち営業マンは今、時代の変化のはざまにいます。それを超えられるように自己研鑽を止めてはいけません。

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