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【若手社員必見】新入社員への正しい接し方を心理学で解説

3月も残すところ2週間ほどになりました。4月から、社会人2年目や3年目に入る方にこの記事を読んでほしいです。

この時期になると上司や先輩社員から
「先輩になるのだから、もっと自覚と責任感を持て」
「一番下じゃなくなるから自立してね」
このようにハッパをかけられている方も多いのではないでしょうか。

実際に1年目や2年目の若手社員の皆さんは
「新入社員へのうまい接し方って何?」
「いまのうちに、しっかりと実績を積み上げておかないと」
このように不安に思っていたり、入社した時の期待感を思い出してモチベーションが上がったりしていることでしょう。

私から皆さんに伝えたいことは「新入社員にレッテルを貼ることなくフラットに接してあげてほしい」ということです。
心理学の視点から、上に書いたことはとても重要なことです。これを守れなければ不安と期待を胸に入社してきた新人が、すぐに辞めてしまったり、潜在能力を発揮できないまま塞ぎこんでしまったりするでしょう。そうならないための正しい接し方を解説します。

入社2年目3年目必見、新入社員への正しい接し方を心理学の観点から紹介

リード文から脅し文句のような文章を書いてしまいましたが、皆さんに、この記事を読んで覚えてほしい言葉は3つあります。

  • 後光効果
  • ラベリング理論
  • ピグマリオン効果

これら3つの心理学用語は相手への印象の持ち方や印象によって、人の行動がどのように変わるのかを実験した結果導き出されたものです。記事の冒頭にも書きましたが、新入社員は期待を胸に抱いて入社してきます。もっと具体的に言うと、ビジネスの世界で活躍している未来の自分を想像してオフィスや研修に入ります。ただし、皆さんも通ってきた通り現実は甘くはありません。自分が想定していたより、ずっと多くの時間を犠牲にしなければならない世界です。その現実と仕事や私生活にどのように折り合いをつけていくべきかを新入社員は先輩の姿を見てきめます。あなたが先輩として見せるべき後ろ姿の参考になりうのではないかと思い、この3つを選択しました。

後光効果 1つの強い印象が、その人の価値を決める

ハロー効果という社会心理学用語です。この言葉のほうが馴染み深いと思いますが、後光効果のほうがイメージが正確に伝わると思い、後光効果と記載しています。後光効果とは、ある人を評価するときに、1つの強い特徴(イメージ)が他の全ての評価が引っ張られる現象のことです。
例えば、美男美女のほうが普通の人や不細工な人よりもお願いが聞き入れやすいです。それは「顔が整っている」というポジティブな評価が「誠実そう」「頭が良い」など他の評価にもポジティブに働いているからです。一方で、この法則には逆のパターンがあります。最近は東出昌大さんのスキャンダルで様々な影響が出ていますよね。不倫をした芸能人が起用されないのは、その人を起用したことで、そのネガティブなイメージが、その作品や起用した会社まで広がるからです。

多くの新入社員を迎え入れる会社は学歴に差があったり、美男美女から不細工まで様々な人が入社してきます。この心理学を心に留めておくことで、色眼鏡をかけている状態で新入社員を見ていることを自覚することができます。また、大きな失敗を新入社員がしてしまったときに、その失敗に寛容になり次のチャンスを与える寛容さが生まれるのではないでしょうか。

ラベリング理論 人は印象付けられたイメージ通りにふるまう

ものごとの因果関係の話題になったときに「卵が先か鶏が先か」という言い回しを聞いたことはありませんか?人間の場合、イメージが先か、その人の素行が先か、となるとイメージが先です。どういうことかというと人間の素行(振る舞い)は「どのように周りから見られているか、評価されているか」という「ラベリング」が大きなウェイトを占めます。周りから素行の悪い奴だ、人の言うことを全く聞き入れない奴だというラベリングを貼られると、そのようにふるまってしまう傾向にあります。

新入社員は最初から要領よく言われたとおりにできるメンバーと、なかなか芽が出ないメンバーで二極化してしまうのは、良くある話です。そんなときに寄ってたかって要領が悪いメンバーを吊るし上げてしまうと、ますます悪循環に入ってしまいます。怒らないとわからない、上達しないという指導法もわからなくはないですが「吊るし上げ」にならないよう個室で注意したり朝礼で要領が悪いメンバーを名指しで指摘したりするのは辞めましょう。性善説が皆が気持ちよく仕事をするために大切なマナーだと思います。

ピグマリオン効果 最初に思いっきり愛情と期待を込めると新人は伸びる

この項目がこの記事で最も言いたいことです。最初に思いっきり期待と愛情を新入社員に注ぎ込みましょう。
期待を込めて対応された人は「その期待に応えるべく能力が上がる」という教育法面では、あまりにも有名な心理法則なのではないでしょうか。この法則や名前を聞いたことがある人は多いと思いますが、特に注意をしてほしいのが入社や配属の2週間までを特に大切にしてほしいです。ピグマリオン効果の実験では学校の先生と生徒の間で行われたのですが、先生と生徒の関係性によって効果の有無が大きく変わったのです。出会って2週間以内の場合、効果は90%以上の生徒に出たのですが2週間以上の場合は10%程しか効果が出なかったのです。最初に期待と愛情をもって接してあげることが何よりも大切です。

新入社員が伸びる職場はエンゲージメントが高い

私は入社6年目ですが、退職する多くの同期を見送りました。退職していった同期で研修の時に、この会社に入りたくなかった人はいません。皆、期待に胸を膨らませて研修に挑んでいました。結果が出ないまま会社を去ってしまった同期も、新しい目標に向かって退職した人もいます。その両方とも会社を悪く言う人はいませんでした。営業会社なので、いち営業マンとして良い時もあれば、辞めたいと思いながら仕事をこなす時期も正直あります。しかしながら、良い先輩や、お客様の「ありがとう」があるからこそ結果が出なくて苦しんでいる時期でも、この仕事が好き、会社が好き、同期が好き、先輩が好き、どこかに心のよりどころがあれば仕事は続けられます。続けていれば、要領が他の人より悪くても、頭が切れなくても何とか形になっていくものです。その心のよりどころになりやすいのが社会人2年目3年目の比較的年が近い先輩社員だと思います。気負いすぎず背中を見せてあげてほしいと思います。新入社員のエンゲージメントを上げると、期待されていることをわかってくれて職場に新しい風が吹き、活気づきます。このブログで紹介した心理学を頭の片隅に置き、フラットな心で接してあげることを意識してください。