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yamaの「春を告げる」爆伸び!最新音楽ヒットチャートはボカロ×歌い手最強説

YOASOBIの「夜に駆ける」がロングランの人気を獲得しています。最近の音楽ヒットチャートを見ると何か気が付くことはありませんか?ボカロP(ボカロプロデューサー)と若い歌い手さんがタッグを組んでリリースしている曲が支持を得ています。

yamaの「春に告げる」に見る音楽ヒットチャートの最前線

まずはこの曲を聴いてみてください。シンガーのyamaさんとボカロPのくじらさんのユニットです。この曲はボーカルのyamaさんの独特の声と軽快なリズムで疾走感がある曲です。
ボカロP×若手シンガーさんの曲の特徴は

  • 疾走感のあるテンポの良い曲
  • 女性でも出しづらい高音ボーカル
  • 緩急変幻自在のリズム
  • 最後のサビでの転調

こんな風に解析することができます。

では、なぜこのような特徴が生まれるのでしょうか。理由は若者が音楽に限らずですが、短時間で大量の刺激を求めるようになったためです。
10年ほど前まではストリーミングサービスやサブスクで音楽を聴けるサービスが無かったため、音楽番組や雑誌、友人との会話で推しのアーティストを見つけて、曲をじっくり聴くというスタイルでした。

音楽のサブスクやTikTokは音楽とアーティストを知る順番をにしました。
分かりにくいと思うので、詳しく解説します。TikTokやYouTubeで人々は大量の音楽を短時間で消費します。
そして、気になった曲のフレーズ、歌詞の1部などをググるなどして、アーティストを知る。そしてそのアーティストを深堀するという順序になりました。
このブログを読んでいる方もYouTubeで「春を告げる」を聴いて、検索してたどり着いた方が多いのではないでしょうか。

順番が逆になったことでアーティストは、音楽をより多くの人に届けるため作り方を変えています。
それが上の特徴になります。
例えば、ボーカルの声質です。美しい高音ビブラートであったり、逆にハスキーボイスであったり、そのシンガーさんを一言で表すことができる声の特徴を持っています。

「春を告げる」のyamaさんは透き通る高音と力強いけれども鼻にかけたような声を短いスパンで切り替えながら歌っていますし、「夜に駆ける」のikuraさんも高音の透き通る声を中心に据えながらも抜群のリズム感で小説の重いけれども艶やかな世界観を見事に表現しています。

"夜に駆ける"で有名なYOASOBIの人気を考察Stay Homeの自粛疲れや経済活動再開の見通しが立たない中、1つのアーティストの動画が大きな注目を集めました。YOASOBIの「夜に駆ける」という曲です。YOUTUBEの動画は10日間で6,667,914回もの再生回数を記録しました。...

また、音楽を最後まで聞いてもらうための仕掛けが何重にも重ねられていることも大きな特徴と言えるでしょう。
それが頻繁に変わるピッチと転調です。

人気ユーチューバーは動画編集の際に、わざと会話の切り替えを物々とテンポよく切り替えてカットを増やします。
そして見せ場で画面の明るさや字幕のフォントを大胆に変えることで「見せ場」であることを強調します。
同じことが曲作りでも行われているのです。

ボカロP×若手シンガーのタッグ曲は、今まで私たちが慣れ親しんできた曲と比べてロングトーンを使う割合が少ないです。
詞をスパっと歯切れよく細かく歌うことで、楽器の音だけでなく歌い方でテンポを演出しています。

音楽を聴く時間が最も長いであろう若者は、普段YouTubeやTikTokなど短時間で複数の「見せ場」があるコンテンツを好んで見ているため、音楽にも、より短時間に複数の変化が生まれる曲を好む傾向があると分析できます。
なので、キーごと極端に上げ下げする作曲が行われていると考えられます。

テンポや明暗で感情の変化をしっかり察する若者の感性が音楽シーンを変化させているといえます。

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